本日、Facebookが、「著名人、ジャーナリスト、政府関係者」といった、一部の個人アカウントだけでなく、「人気ブランドや大企業」などのfacebookページに対しても、本物であることを証明する機能をリリースしました。認証されると、下図のような認証バッジが表示されるようです。
参考:Verified Pages and Profiles:公式facebookニュースより
認証はあくまでも「自動(←ここ注意)」。申請などの手続きは一切必要なし。
公式ヘルプによると、特にユーザ側からリクエストを行う必要はなく、「自動的」に承認するので、偽のページがある場合のみ報告してください、との記述でした。
ますます認証詐欺アプリに注意
この記事を読んで、真っ先に思ったのが、昨日も、insidefacebook が報じていた、認証詐欺アプリです。
これは、「Facebookページの認証プログラム」といった件名でメールが送られてきて、ログイン情報や個人情報を抜き取る、というもので、その方法には何パターンか存在し、直近で報告されていたのは以下の様なプログラムでした。
このアプリが、偽アプリなのか、本物なのか、見分けにくくしているのが、facebookアプリのURLです。
たとえば、amazon社が現在実施しているキャンペーンのURLは、https://apps.facebook.com/amaze-u/ となっており、「apps.facebook.com」 から始まるアプリには、あくまで第三者が作成しているものも含まれることを理解する必要があります。
今年の1月頃に報告されていた偽アプリも、「apps.facebook.com 」から始まっていたため、判別が尽きにくかったと思われます。
たとえばこのようなメッセージが届き、リンク先のURLは以下の様になっていました。
実際に届いたニセのメッセージとURL。
ニセの承認ページ。
アプリのすべてが怪しいわけでは無いけれど、正しい判断を。
apps.facebook.comから始まるアプリがすべて怪しいわけではありませんし、問題のあるアプリはfacebookによって削除もされます。ただし、現在のところ、こうした簡単なフォームなどのアプリは、特に承認無く公開できるしくみになっているため(厳密な意味でのアプリは審査も時間がかかります)注意が必要です。
特に今回の場合は、facebookが認証したアカウントについては、自動的にボタンが表示されるので、facebook側からは一切リクエストは受け付けないし、ボタンがついた際も、お知らせが届くだけでボタンを押したりする作業も発生しないようです。
今回の機能では、認証された場合は、以下の様に画面上に表示されるだけのようですので、くれぐれもニセアプリに個人情報やパスワードを入力しないように注意が必要ですね。
※参考画像:techcrunchのライターさんの認証完了画面
ちなみに、昨年リリースされたのは、著名人の別名・本名を承認する機能です