2023年7月1日以降もUAが使えているのはなぜ?
結論からお伝えしますと、2023/7/1から段階的に使えなくなる、とのことです。
もともとGoogleアナリティクス4(GA4)の登場に伴い、
・「従来のユニバーサル アナリティクス(UA)は2023 年 7 月 1 日以降、新しいデータの処理は停止」され
・「2023/12月末日にはUAにアクセスできなくなる」
とGoogleは公式アカウント等で広く告知してきました。
しかし、実際に2023/7/1を迎えてみたものの、弊社が管理する約数千のUAアカウントで終了しているアカウントはありません。つまり、2023/07/01時点では、UAでデータは処理され続けています。
※2023/07/26追記:2000件中、約70%程がUAが使えなくなってきました。
幸か不幸か、リアルタイムデータなどGA4では一部が機能しないデータもあるため、かろうじてUAで閲覧が可能になっていてホッと胸をなで下ろしているweb担当者さんも少なくないと思います。あるいは「もしかするとこのままずっと使えるのでは?」という淡い期待を持たれている方もいらっしゃると思います。
UAは段階的に終了、このため短期間継続となる
では、UAは2023/7/1終了ではなくなったのでしょうか?
Googleサポートに問いあわせたところ、現時点では以下の様に変更になったとのことです。
UA稼働の終了時期 2023/7/1 → 短期間継続する(段階的に終了)
UA閲覧の終了時期 2023/12/31 → 2024/7/1 に延期
https://support.google.com/analytics/answer/11583528?hl=ja
「短期間継続」とはいつまでなのか?
一方で、不明な点もあります。
「2023 年 7 月 1 日以降: ユニバーサル アナリティクス プロパティ(360 プロパティも含むアカウントの標準プロパティも対象)ではヒットの処理が停止されます。ユニバーサル アナリティクスの廃止は段階的に行われるため、7 月 1 日以降も一部のプロパティは、データの処理を短期間継続します。2024 年 7 月 1 日までは、ユニバーサル アナリティクス プロパティで以前処理されたデータにアクセスできます。」
と上記ヘルプに記載がありますが
「7 月 1 日以降も一部のプロパティは、データの処理を短期間継続します。」
の箇所については曖昧です。
■質問1:「一部のプロパティ」の基準は何でしょうか。
■質問2:「データの処理を短期間継続」とはいつまでを指しているのでしょうか。今日明日なのか数ヶ月後なのか、2024 年 7 月 1 日までなのか。
この点については現在、弊社からGoogleに問い合わせ中で、回答をいただき次第こちらでもお伝えして行きたいと思います。
※2023/07/27追記:Google担当より回答をいただきました。
質問1の回答>Google側の負担の問題なので、アカウントやプロパティ規模などを基準としていない。
質問2の回答>2023/07/01 でサービスは終了しているとご理解ください。
とのことでした。