ようやく、新しいgoogle analyticsでもページ価値(旧 $インデックス)が登場しましたね!今回は、2011/11から発生していた、バグがとれているのが特徴です。
なお、古いanalytics(v4)は、このバグが継続中なので、新しいanalyticsと比較したときに数値が異なりますので、注意が必要です。
この点も踏まえながら、設定の見直しなども含めて解説してみます。
■表示される場所と値
先週末から、
コンテンツ > サイト コンテンツ > すべてのページ で、ページの価値 が追加されています。
このページ価値が何を表しているかというと、計算式は以前と変わらず、
そのページを通過して発生した収益
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そのページの訪問数
補足:
「そのページを通過して発生した収益」とは、「eコマース機能で集計された収益」+「コンバージョン>目標>目標値(アナリティクスに手動で設定した、そのページを通過することで発生する収益価値)」の合計となります。つまり、サイト上に設定している収益の合計です。
なお、「ページ別訪問数」は、同じセッション中なら、ユーザが3回通過しても、訪問数は1となります。
参考資料:googleによるページの価値の図解解説:
http://analytics-ja.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html
■設定によっては「$インデックス値」がおかしくなっていたバグが解消
特に新しいバージョン(v5)では、、旧アナリティクス(v4)で昨年の11月頃から発生していた「$インデックス」での計算不具合も改善されています。
不具合というのは、昨年の11月くらいから、googleアナリティクス上で「目標設定」している場合に、「目標値」が「0」のゴールがあると「カラ計算」されてしまい、$インデックスの値が低くなってしまう不具合が発生していたが、それらも修正されて、より正しい「ページの価値」が計測できるようになりました。
■目標値はどうやって決めれば良いの?
ただ、目標設定については、目標値を0にされている方は、これを機会にシッカリと設定をしておかれることをオススメします。
例えば、「見積もりフォーム」の場合、5回見積もりがあると、平均5万円の売上があるなら、見積もりフォームの完了ページが一回表示されるごとに発生する価値は「1万円」ですから、目標値には 10000 と記入しておきます。
■より細かな売上を知るにはeコマース設定が大切
目標値はあくまで、平均単価が決まっている場合に有効な数値です。実際の売上を知りたい場合は、eコマース設定をおすすめします。
■「加重並べ替え」ができない!
ただ、「ページの価値」をサイト改修に役立てるための「加重並べ替え」が、2012/07/01時点では実装されていませんので、これも、セットで使う必要のある機能ですから、今後の実装に期待ですね!
■使い方
web屋の作業の優先度が一目瞭然!加重並べ替えと、ページの価値を使う方法はこちら↓
2013/08/06 エクセルを使って加重並べ替えする方法を追記しました。
GoogleAnalyticsの「加重並べ替え」は史上Best5入りの強力機能!その使い方をご紹介。
もうコレがないと、eコマースサイトなどは大きな機会損失を招きかねないので、このまま未実装のまま、v4が消えて行くのではないかと、ヒヤヒヤしていましたので、実装されて一安心です。 もうこれで古いgoogleanalyticsを使う必要がなくなりました!
まもなく、古いアナリティクスが完全に表示されなくなる可能性もありそうなので、
早めに新しいアナリティクスになれておきましょう!
株式会社ISSUN スタッフ