Google広告「自動プロモーション」とは?サイトのセール情報が広告に自動表示|対象・確認方法・オフにする手順

目次

Google広告で、サイトに載せているセールや割引の情報を、Googleが自動で読み取って広告に表示する「自動プロモーション」が始まっています。海外の業界メディアによると、Googleは広告主へのメールで、2026年10月12日からこの機能を自動で有効にすると案内しました。

先に結論をお伝えします。対象になるのは、住所アセット(店舗の所在地)が設定された検索キャンペーンとP-MAXキャンペーンで、手動のプロモーションアセットを使っていないものです。実店舗があり、Google広告で店舗の住所を表示している会社は、自分で設定していないセール情報が広告に出ている可能性があります。まずは管理画面で、Googleが追加したプロモーションがあるかを確認しましょう。止めたい場合は、アカウント単位の設定でオフにできます。

本記事では、Google 広告 ヘルプ(2026年10月19日時点で確認)をもとに、自動プロモーションの仕組み、対象の条件、確認とオフの手順、使うときの注意点を中小企業向けに整理します。

自動プロモーションとは

自動プロモーションは、Google広告の「アカウント単位の自動生成アセット」のひとつです。Googleがウェブサイトのランディングページから「黒のセーターが20%オフ」「1つ購入で1つ無料」といったセールや特典を見つけ、対象の広告にプロモーションとして表示します。

これまでも、セールや割引を広告に出す「プロモーションアセット」はありました。違いは、手動のプロモーションアセットは広告主が内容と期間を登録するのに対し、自動プロモーションはGoogleがサイトから読み取る点です。

項目手動のプロモーションアセット自動プロモーション
内容を決めるのは広告主(割引率・割引額、商品名、プロモーションコードなど)Google(サイトのセール表記から読み取る)
表示する期間年中行事の期間や、開始日・終了日を指定できる1回あたり24時間未満。サイトにセールが表示されていることを確認できる間は、再び有効になる場合がある
対象のキャンペーン検索広告、ショート動画広告、インストリーム動画広告など住所アセットが設定された検索キャンペーンとP-MAXキャンペーン
止め方アセットを削除・停止するアカウント単位の自動生成アセットの設定で「オフ」にする

Googleのヘルプによると、手動のプロモーションが実施されているキャンペーンには、自動プロモーションは追加されません。表示内容や開始日・終了日を自分で決めたい場合は、手動でプロモーションを登録するよう案内されています。

対象になる会社・キャンペーン

Googleのヘルプでは、自動プロモーションの対象となるキャンペーンの条件を次の3つとしています。

  • 住所アセットが設定された有効な検索キャンペーン、またはP-MAXキャンペーン(ローカル広告キャンペーンなど)であること
  • キャンペーンで、手動のプロモーションが実施されていないこと
  • Google広告の広告掲載のポリシーに準拠していること

つまり、主な対象は実店舗があり、広告に店舗の住所を表示している会社です。飲食店、美容室、クリーニング店、小売店、住宅・リフォーム会社などが当てはまります。住所アセットを使っていないネット通販だけの会社は、今のところ対象外です。

なお、Googleのヘルプには、住所を登録していないアカウントでも、ランディングページなどの情報から店舗の所在地を自動で照合し、住所アセットを作る場合があると書かれています。自分で住所を設定した覚えがなくても、念のため管理画面で確認しておくと安心です。

10月12日から自動で有効に

海外の業界メディアSearch Engine Roundtable(2026年10月5日)とPPC Landが紹介した、Googleから広告主へのメールによると、Googleは2026年10月12日から、サイトのプロモーションを自動で特定して取得するとしています。設定は初期状態で「オン」になっていて、使いたくない場合は自分でオフにする必要があります(オプトアウト方式)。

2026年10月19日時点で、この開始日はGoogleのヘルプには書かれていません。ただし、ヘルプの手順でも、自動プロモーションを有効にする選択肢は「オン(推奨)」と表示されています。

自動プロモーションが出ているか確認する方法

Googleのヘルプにある手順です。

  1. Google広告の[キャンペーン]メニューから[アセット]に移動する
  2. フィルタバーで[アセットタイプ]→[プロモーション]の順に選ぶ
  3. [提供者]の列に「Google AI」と表示されているものが、自動プロモーション
  4. 「Google AI」にカーソルを合わせると、どこから取得したかを確認できる。プロモーション名にカーソルを合わせると、広告見出しなどの詳細を確認できる

確認したら、表示されている割引の内容が、今のサイトの表記や実際の条件と合っているかを見てください。

自動プロモーションをオフにする方法

  1. [キャンペーン]メニューから[アセット]に移動する
  2. フィルタバーのその他アイコン(3つの点)から、[アカウント単位の自動生成アセット]を選ぶ
  3. [アカウント単位の自動生成アセット]のページで、その他アイコンを選ぶ
  4. [詳細設定]を選ぶ
  5. [自動プロモーション]のプルダウンで[オフ]を選ぶ。理由を聞かれたら入力して保存する

この設定はアカウント単位です。キャンペーンごとに自動プロモーションを止めたい場合は、そのキャンペーンに手動のプロモーションアセットを設定すると、自動プロモーションは追加されなくなります(Googleのヘルプによる)。

オンのままにするか、オフにするかの判断

Googleは、セール情報が広告に出ることで、サイトでの購入と来店の両方を促せるとしています。一方で、表示される内容を広告主が細かく決められないため、会社によって向き不向きがあります。次の表は、ISSUNの考える判断の目安です。

こんな会社おすすめの対応理由
セールの情報をサイトにこまめに載せ、終わったらすぐ消しているオンのまま、表示内容を確認しながら使う手間をかけずにセール情報を広告に出せる
セールや期間限定の割引を、終了後もサイトに残しがちサイトを整えるまではオフにするサイトに残っている表記が、広告に出るおそれがある
会員限定・初回限定・条件付きの割引が多い手動のプロモーションアセットに切り替える条件が広告で正しく伝わらないと、来店時や購入時の誤解につながる
値引きより品質やブランドで選ばれたいオフにする割引が前面に出ると、伝えたい価値とずれることがある
判断がつかないまず確認方法の手順で、実際に出ている内容を見る出ている内容を見てから決めても遅くない

使うときの注意点

サイトのセール表記を最新に保つ

自動プロモーションは、サイトに表示されているセール情報をもとに作られます。Googleも、サイトのプロモーションの詳細を常に最新の情報にしておくよう案内しています。終わったキャンペーンのバナーやお知らせがトップページや商品ページに残っていないか、確認しておきましょう。

割引の条件は広告だけで伝わらないことがある

広告に「20%オフ」と出ても、「会員限定」「◯円以上の購入」「一部商品のみ」といった条件まで伝わるとは限りません。条件付きの割引が多い場合は、手動のプロモーションアセットで条件や期間を指定するほうが安心です。割引の表示と実際の条件にずれがあると、お客さまの誤解やトラブルにつながるおそれがあります。

成果はキャンペーン全体で見る

Googleのヘルプでは、プロモーションへの反応はキャンペーンのレポートをクリックタイプ別に分けて見ること、プロモーション自体のクリックが少なくても、キャンペーン全体の表示回数とコンバージョンで評価することをすすめています。10月12日の前後で同じ長さの期間をとり、クリック率・コンバージョン数・獲得単価を比べるとよいでしょう。

よくある質問

Q. 自動プロモーションに費用はかかりますか?

Googleのヘルプによると、アカウント単位の自動生成アセットが表示されること自体に費用はかかりません。通常どおり、広告のクリックなどに対して費用が発生します。

Q. ネット通販だけの会社も対象ですか?

Googleのヘルプでは、住所アセットが設定されたキャンペーンが対象とされています。住所アセットがないキャンペーンは、今のところ対象外です。ただし、仕様は変わることがあるため、管理画面のアセットで「Google AI」のプロモーションが追加されていないかを、ときどき確認するとよいでしょう。

Q. 手動のプロモーションアセットと一緒に使えますか?

同じキャンペーンでは併用されません。手動のプロモーションが実施されているキャンペーンは、自動プロモーションの対象から外れます。

まとめ

  • 自動プロモーションは、サイトのセールや割引の情報をGoogleが読み取り、広告に表示するアカウント単位の自動生成アセット
  • 対象は、住所アセットが設定された検索キャンペーンとP-MAXキャンペーンで、手動のプロモーションを使っていないもの。主に実店舗のある会社が当てはまる
  • Googleの広告主へのメールによると、2026年10月12日から初期状態で有効になっている(業界メディアの報道。ヘルプに日付の記載はない)
  • まず[アセット]で「Google AI」が追加したプロモーションを確認する。止めたい場合は、アカウント単位の自動生成アセットの詳細設定でオフにする
  • 使う場合は、サイトのセール表記を最新に保ち、条件付きの割引は手動のプロモーションアセットで登録する

Google広告の自動化で、ほかにも初期設定のまま変わる点があります。Google広告で検索パートナー・ディスプレイの予算に上限を設定可能に|「チャネルの優先度」の使い方と2027年2月の変更点や、Google広告のビジネス名ルールが2026年10月に変更|ドメインと違う名前が使える条件と、名前・ロゴが表示されないときの確認ポイントもあわせてご覧ください。

ISSUNでは、Google広告のアセットや自動化の設定の見直しを支援しています。「自分のアカウントで自動プロモーションが出ているか確認したい」「セール情報の出し方を整えたい」といったご相談は、お問い合わせからお気軽にご連絡ください。

参考にした情報(2026年10月19日確認)


この記事を書いた人
矢崎
矢崎
ISSUN/ マーケター/コンサルタント 営業職を6年経験し、コンサルティング職へ。 ・飲食店の立ち上げ ・ECサイト(自社ドメイン・楽天・amzon) ・アパレル ・化粧品 ・脱毛 ・教育法人 ・医療福祉サービス などを担当。業界を横断した知識で売上・リード獲得を行う。
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