ABテストとは?~メリット・デメリットと取り組み方~

目次

Webサイトや広告のパフォーマンスを改善したい!そんなとき行うのが「ABテスト」です。
ただ、思い付きで闇雲にテストを繰り返しても成果があがるわけではありません。
今回は、ABテストのメリット・デメリットや取り組み方、ABテストができるツールなどをまとめてみました。

ABテストとは?

ABテストとは、AとBの2パターンの比較対象を用意し、どちらがよりコンバージョン率やクリック率がよいかを検証するテストです。
主に、LP(ランディングページ)やWeb広告などで、サイトの運営側がユーザーに行って欲しいアクションを実現するために、Webサイトや広告の構成を最適化し、パフォーマンスを向上させることが目的です。

ABテストのメリットとデメリット

パフォーマンスを向上させ、機会損失を防ぐのがABテストですが、メリットだけではなく、デメリットもあります。

■メリット
メリットとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 低コスト
  • 作業工数が少なくてすむ
  • 効果が数値化でき、改善につなげやすい

Webサイトのリニューアルのような大幅な改善には、コストがかかりますが、ABテストでは、ボタンの色や文字の大きさ、見出しのテキストの変更など、ポイントを絞った修正から取り組むことができるので、コストも工数も少なく進めることができます。
また、比較する変数が2つだけなので、効果を判定しやすく最適化できます。

■デメリット
一方、デメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

  • アクセスが少ない場合は、時間がかかる
  • PDCAサイクルを回し続け、検証を継続する必要がある

ABテストでは複数のパターンを比較検証するので、一定数以上のアクセスが必要となります。PV数が2,000以下の場合や訪問者数が100以下の場合には、検証に時間がかかり、十分な結果を得ることができません。
さらに、ユーザーの趣向や動向は変わっていくため、PDCAサイクル【Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)】を繰り返す必要があります。

ABテストの取り組み方

ABテストの進め方

ABテストは次のようなプロセスで進めていきます。

  1. データの収集:いつも使用している分析ツールを使って、コンバージョン率が低いページや離脱率の高いページなど改善すべき箇所を決めます。
  2. 目標の設定:目標は、商品の購入やクリック率を上げるなど、はっきりさせることが大切です。
  3. 仮説:目標が決まったら、仮説を立てます。
  4. テストパターンの作成:仮説に沿って、要素の配置場所、ボタンの色やテキストなど、ページ上の要素を1ヵ所変更します。
  5. テストの実施:テストを実施します。
  6. 結果の分析:テストが終了したら、仮説が合っていたか結果を分析し、次の目標を設定していきます。

ABテストの実施期間

ABテストは、結果を検証できる数値が得られるまで行います。具体的には、曜日によってユーザーの行動パターンが変化することも考慮し、最低でも1週間は行い、テストを実施したAとBにはっきりとした差が現れるまで、2~3週間実施するのが一般的です。
ただ、1ヶ月経っても差が出なかった場合は、テストを終了し、別の項目でのテストを実施するなど、ABテストを練り直しが必要になります。

ABテストのパターン作成のポイント

ABテストのパターンを作成するときは、主に次のようなポイントを考えていきます。

  1. ボタンやテキスト、画像などページ内へ入れ込む要素
  2. キャッチコピーやタイトルなどの文言
  3. 画像やボタンなど必要な要素の配置場所
  4. トップ画像やボタンの色などのデザイン

以上のことを考慮して、効果が大きいと思われる項目、トラフィックの多いページからテストを実施します。

ABテストができるツール

■Googleオプティマイズ(無料)

「Googleオプティマイズ」は、Googleが無料で提供しているABテストツールです。
GoogleアナリティクスやGoogle広告などと連携でき、ABテストのほかに、ページ上での複数の要素の最適な組み合わせを確認できる「多変量テスト」、異なるURLで比較することができる「リダイレクトテスト」なども行えます。
ABテストのパターンがビジュアルエディタで作成できるほか、テスト対象ユーザーの絞り込みやレポートの確認など、初心者でも扱いやすいツールです。

■Optimizely(有料)

ABテストツール世界シェアNo.1と言われている有名なツール「Optimizely」。
ABテストのほか、多変量テスト、複数ページテストなどバリエーションが豊富なのが特徴です。また、PC以外にもスマホやタブレットでのテストができるので、良く閲覧されている端末でのテストが可能です。

■SiTest(有料)

「SiTest」は、ABテストや多変量テスト、フレキシブルLPOなどのテスト機能のほかに、ヒートマップ解析やEFO(エントリーフォーム最適化)、レポート作成機能など、様々な機能を搭載したWebサイト改善のためのツールです。

まとめ

ABテストを継続的に行い、PDCAサイクルを回すことでよりよいWebサイトや広告をつくることができます。ぜひ、継続的にABテストに取り組んで、パフォーマンスの改善につなげてください。


この記事を書いた人
小坪
小坪
元国立大学法人広報担当。10年の子育てを経て、社会復帰。日々勉強中。
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