2011年3月20日

震災から約10日、チームとして配置につく:「わたしたちにできること」から「わたし自身がすべきこと」へ

「がんばろう。日本。」復興へむけて

■「わたしたちにできること」の大切さ

震災から約10日、「わたしたちにできること」をテーマに掲げ、各地でボランティア活動が活発になっていることはとても素晴らしい事だと思います。また、今もなお予断を許さない中、昼夜を問わず、第一線で、救援活動などにあたって下さっている方々には、心より敬服申し上げます。
一方で、こうしたボランティア活動に、一日のすべてを注げず、歯がゆく思われている方々もいらっしゃると思います。今、私も東京で、そのような状況でいます。

■しかし「だんご」になってはいけない

サッカーでも、ボールがそこにあるからと、全員が集まってしまう、いわゆる「だんご」になってしまっては、効果的なチームプレイは望めません。

ご批判もあろうかと思いますが 「いつまでも、全員が感傷的になっていてはいけない」と感じています。

■ チームとして配置につく

もちろん、可能な限り、できうる「支援活動」を、国民一丸となって今おこなうべきですし、募金、物資支援、医療支援、受け入れなど、優先して行うべきだと思います。しかし、これから日本は、「経済の復興」「風評問題」など「乗り越えるべき課題」も、国際的な規模で多くの分野において発生すると予想されます。  震災発生から、すでに約10日が経ちました。各自が、今、受け持っている「ポジション」を明確に意識し、国家チームの一員として、「適切なアクション」とは、なにか?を明確に考える時期なのではないかと思います。

 

■「わたしたちにできること」と「わたし自身がすべきこと」のスイッチを。

たとえば、家族・会社・仲間・地域・国家、それぞれの関係性(チーム)の中で、今、「わたしたち自身がすべきこと」とは何でしょうか。支援ばかりがすべてでは無い、注力すべきことが目の前にもある、というスイッチが必要だと思います。

たとえば、

・過剰な自粛を避ける
・中小零細への経済支援の紹介と相談
・産業カウンセラーなどと協力して社会復帰を早める支援

など、これらは、お住まいの地域、震災の状況、家族の状態など、環境によってそれぞれだと思います。

■阪神震災で学んだ教訓

ご自分のビジネスをしっかりと行うことが、支援である、と、取り組まれている方々も多くいらっしゃると思います。ただ、スタッフ全員への意識の舵取りの難しさもあるのではないでしょうか。今回の一件で、阪神の震災当時の事を思い出しました。

当時私は20代半ばの若い個人事業主でスタッフ5名ほどの組織でした。被災地内に住んでおり、一瞬の倒壊でした。周囲はガレキの山と化し、何人かの仲間はシャベルで掘り起こしたガレキの中から無残に変わり果てた姿に愕然とした記憶があります。

数時間後に電気は通じましたので、まだ恵まれた地域だったのだと後から知りました。体力はあったので有志で自警団を作ったり、パソコン通信で情報交換するなど、自分なりの復興に向けた活動をしていました。

震災直後の六甲:http://home.kobe-u.com/sinsai/ より

5日ほどして、もっと震災がひどかった神戸の三宮から事業の仲間が避難してきました。しかし、数日経っても、スタッフには「みんなの分まで頑張ろう」くらいしか言えず、私自身の中では、必死に前向きな気力を背中で見せていたつもりですが、暗雲とした感傷的なムードのままで、正直、全スタッフの気持ちを、リーダーとして「一つ」にできていたかというと疑問でした。そんな時、ある先輩が私たちにあびせた「怒号」が、意識を変えてくれました。

「いつまでも被災者ぶるな!」

先輩自身、涙をこらえられていらしたかもしれません。しかし、鬼のような形相で、私たちが今まで聞いたことの無いような大きな声で叱責されました。

■次に何をなすべきか。

私は、専門家ではありませんでしたが、そのような状態のあとに、うつやショックが起きることを知り、元気のないスタッフには、専門医に相談し、いったんは治療に専念するように薦めました。一方で、体力的にも気力的にも十分なスタッフについては、通常時よりも倍の目標を設定し、弱っているスタッフの生活も支えられるよう、また、これから増える避難者を受け入れられるだけの体力を作ろう、と全員で努めました。今、彼らも含め、私もこうして、元気に生きています。

■復興にむけた目線を。

 

復興後の六甲:http://acta.jugem.jp/?eid=125

 

東日本震災発生から9日、このたびの震災で、お亡くなりになられた方には心よりお悔やみを申し上げます。また、依然として、被災地でご不安とご苦労を強いられていらっしゃる皆様には、お見舞いを申し上げると共に、私たちも、できる限りの支援を継続して参ります。

しかし、いつまでも感傷的になっていては、自分自身がダメになり、社会的役割を果たせなくなってしまってゆく人達も多く見てきました。また、今回の影響範囲は、阪神震災以上で、国家全体になると思われます。

今、今回の被災地からは遠く離れた私や同じような環境の方々は多いと想います。改めて、すでに震災からは、ほぼ10日という時間が経っています。「日本国民」のチームの一員として、国籍は違えど「日本に住む方々」も含めて、どういったフォーメーションにおり、どういう今、私達自身が何をすべきか、しっかりと考える時期にきたのでは無いかと考えます。

特に、メンタル面のケアは、目で見えず、ともすれば「気合い」という言葉で片付けられてしまいます。日本ではカウンセラーに相談するという概念もまだ定着しておらず、抵抗もあるかたもいらっしゃると思いますが、十分なメンテナンスが必要だと思います。

私自身、まだまだ若輩者ですので、行き過ぎた点、あやまち、不具合な箇所もあるかと思います。ただ、ソーシャルメディアという、当時は存在しなかったこの空間で、ご意見をいただきながら、新しい未来を、皆様と一緒に創り出してゆきたいと考えています。

2011/03/20 MIYAMATSU.NET 代表 宮松利博(facebookノートより転載

2011/04 岩手、福島、宮城のこころのケアプロジェクトにカウンセラーの方々とシステム担当として参加して参りました。

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