ページ内のどこがクリックされると収益が上がるか確認したい | 株式会社ISSUN(イッスン)

ページ内のどこがクリックされると収益が上がるか確認したい

目次

簡単にチェックしたいけれど

ページ内のどの部分がクリックされているか、をもっとも簡単に把握したい場合、Chrome拡張機能であるPage Analytics (by Google) が便利です。
下図の通り、サイトを閲覧するだけでオレンジ色のフキダシでクリック割合を表示してくれたり、指定期間中のアクセス推移などが表示されます。

ただ、アクセス解析する以上は、「どのクリックが」オンラインビジネスの成果に貢献しているかを把握したいところですよね。
ところがPage Analyticsでは、商品Aへのリンク がページ内に複数あると、同じ数値になってしまい使えません。
これはGoogleアナリティクス上でも同じ問題がおこっており、そのままではページ内のどの部分がクリックされてビジネスに貢献しているのか、がわからないのです。

ページ内に「ページA」へのリンクが複数ある問題

たとえば、以下のようなページがあったとします。会員登録をはじめ、サイトコンバージョン率を高めるための、よくある配置です。

2010-10-18_0708

つまり、同じ1ページ内に、複数の「会員登録」へのリンクがある場合、Googleアナリティクス上では区別が付きません。前述のPageAnalyticsでは、すべて同じ結果数値になってしまう、という問題が発生します。この問題は、拡張リンクのアトリビューション 機能によって改善されつつありますが、それでもビジネスへの貢献性を確認するにはまだ不十分と言えます。

結果的に、

・ページ内のどのリンクがもっともクリックされたか
・どのリンクが、コンバージョンにつながっているか
・実は、そのリンクは不要で、他のリンクと差し替えた方がよい

が判別できず、結局今回のようなanalyticsの機能も「使えない」となってしまう問題が発生します。

解決のための識別子「?grid」

解決方法は至って簡単。ページ内に同じリンク先のURLが存在する場合、リンク先URLの最後に、以下のような文字列をつけて区分すればOKです。

ヘッダには、 ?grid=head

 フッタには、 ?grid=footer

 サイドメニューなら ?grid=sideMenu01

 文章内なら、 ?grid=cont

 文章内上部のバナーなら、 ?grid=cont_banner01

<サンプル事例>

たとえば、ページ内のリンクを

ヘッダの会社概要へのリンクURL http://www.sample.com/company.html?grid=head
フッタの会社概要へのリンクURL http://www.sample.com/company.html?grid=footer
メインの会社概要へのリンクURL http://www.sample.com/company.html?grid=cont
サイドの会社概要へのリンクURL http://www.sample.com/company.html?grid=sideMenu

のように、赤文字の部分を追加します。文字列は何でも構いませんが、混乱しないようにあらかじめ社内でルールを決めておきましょう。

これにより、前述のPageAnalyticsなどの機能がフルに活かせるだけでなく、より細かな解析をGoogleアナリティクス上で行う事が可能となります。

・ユーザビリティの改善
・コンバージョン数の改善
・リピート率の改善

などに大きく役立つのでぜひ試して頂きたいです。

<ポイント>

可能であれば、更新頻度の高いトップページだけは特別扱いにして

ヘッダには、 ?grid=Top_head
フッタには、 ?grid=Top_footer
サイドメニューなら ?grid=Top_sideMenu01

などとすると、analyticsの分析もぐっとやりやすくなってきます。

重複コンテンツ扱いにならない?

なりません。つまりSEO上での問題はありません。おそらく想定される心配として、今回のような処理をおこなうと、同じページに対して複数のURLによるリンクが貼られてしまうため、重複コンテンツ扱いにならないか、SEO上悪影響を及ぼさないか、という不安が考えられます。しかし、こうした識別子はGoogle側でも想定しており、正しく利用するならSEO上で問題にはなりません。参考:類似ページまたは重複ページを保持する妥当な理由-Google検索セントラル

すでに他の「?」がURLに存在する場合

すでにご存じかと思いますが、URLの中に
http://www.sample.com/company.php?sid=25223&cid=c236223 
など、すでに?が使われている場合は、URL内には?は一度しか使えませんので注意して下さい。
この場合、以下のように対処する方法が一般的です。

?grid=sideMenu
とせずに

&grid=sideMenu

として末尾に追加します。

例)
○ http://www.sample.com/company.php?sid=25223&cid=c236223&grid=head
× http://www.sample.com/company.php?sid=25223&cid=c236223?grid=head

少し手間はかかりますが、サイト改善のPDCAの成果を考えると、工数的にも見合った作業になります。弊社でも過去大幅なコンバージョン改善に至ったクライアントさまで活用していただいているTipsです。

アナリティクスの画面が見づらくならない?

また、同じURLが複数できてしまってGoogleアナリティクス上の「上位のコンテンツ」が見づらくなる、ということであれば、あくまでサイトの遷移や画像効果を推し量るためのサイト設計材料などとして割り切り、ページごとの効果については、 コンテンツ > タイトル別のコンテンツ で評価すれば良いでしょう。:2010/10/18 追加

ただ、同じタイトルがサイト内に複数存在している場合、この方法は上手く機能しませんが、そもそもサイト内に複数の同じ title が存在することはGoogleが公式にアナウンスしているとおり、SEO面で低評価となります。実害として、検索結果画面上でのクリック率の低下にもつながります。自動的にGoogleが検索結果画面上で書き換えてくれることもありますが、よりSEOを成功させたいのであれば「35文字以内」を目安に、すべてのページで異なるTitleタグを記載すべきです。


この記事を書いた人
株式会社ISSUN(イッスン) 代表取締役 宮松利博
株式会社ISSUN(イッスン) 代表取締役 宮松利博
1992年から営業畑のかたわら、独学で顧客満足向上システムを開発。営業実績を3倍に伸ばし1997年に売却。その後、WEBコンサルタントとしてEC数社を支援し、楽天12部門で1位など獲得(2社は上場)。代表事例には、学校前のパン屋を拠点としたダイエット通販の開発・EC支援で、3年でマイナスから年商20億円に成長させた(現ライザップ)がある。同社株式上場と同時に保有株を売却し、海外視察の後、2011年「小よく"巨"を制す」を掲げ、株式会社ISSUN立上げ。業界No.1に成長するクライアントを多数抱える。JASEC 日本イーコマース学会理事なども務める。
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