Google広告デマンドジェンの動画に文字が自動で重なる?「動画へのオーバーレイ」の確認とオフにする方法

目次

Google広告のデマンド ジェネレーション(デマンドジェン)キャンペーンで、動画広告の上にGoogleがテキストを重ねて表示する新しい設定「動画へのオーバーレイ」(英語の管理画面では「Overlay on videos」)が見つかったと、2026年10月9日に海外の業界メディアが報じました。登録済みのテキストアセット(広告見出しや説明文)から要点を取り出し、動画に重ねて表示する機能です。

先に結論をお伝えします。報道によると、この設定は初期状態でオンになっているとされています。デマンドジェンで動画広告を出している会社は、自分で作った動画に、意図しない文字が重なって配信される可能性があります。まずは広告の「アセットの最適化」を開き、動画まわりの設定がどうなっているかを確認しましょう。止めたい場合は、チェックを外せばオフにできると報じられています。

なお、2026年10月20日時点で、この新しい設定はGoogle 広告 ヘルプには載っていません。本記事では、業界メディアの報道と、デマンドジェンのクリエイティブ拡張機能に関するGoogleのヘルプ(2026年10月20日時点で確認)をもとに、確認とオフの手順、判断の目安を中小企業向けに整理します。報道だけを根拠にしている部分は、その都度明記します。

「動画へのオーバーレイ」とは

海外の業界メディアPPC News Feed(2026年10月9日)によると、新しい設定は、デマンドジェンの動画広告の「アセットの最適化」の中にあり、「テキストアセットで動画に主要なメッセージを追加する」という説明が付いています。有効にすると、Googleがテキストアセットの内容をもとにオーバーレイ(動画に重ねる文字)を作り、動画の上に表示します。

場所は、動画の「短いバージョン」や「縦向き・スクエアのバージョン」を自動で作る設定の並びです。この設定は管理画面で見つかったもので、2026年10月20日時点でGoogleからの正式な発表は確認できていません。

デマンドジェンで初期状態がオンのクリエイティブ拡張機能

デマンドジェンでは、以前から、Googleが広告素材を自動で加工・生成する「クリエイティブに関する拡張機能」があり、その多くが新しいキャンペーンでは初期状態でオンです。Googleのヘルプに載っているものと、今回報じられた設定を並べると次のとおりです。

機能Googleがすること初期状態根拠
動画拡張横向きの動画から、縦向き・スクエアのバージョンや、短いバージョンを作るオン(新しいキャンペーン)Googleのヘルプ
自動生成動画広告画像やブランドの情報をもとに、動画広告を作るオン(新しいキャンペーン)Googleのヘルプ
画像拡張画像にテキストを重ねる・比率を変える「アダプティブ レイアウト」と、アニメーション画像(ベータ版)オン(新しいキャンペーン)Googleのヘルプ
ランディング ページのプレビュー動画広告の下に、リンク先ページのスクリーンショットを表示するオン(新しいキャンペーン)Googleのヘルプ
動画へのオーバーレイ(新)テキストアセットの要点を、動画の上に文字で重ねるオンと報道業界メディアの報道(ヘルプに記載なし)

画像広告ではすでに「画像にテキストを重ねる」拡張がありました。今回の設定は、それを動画にも広げたものと見られます。

設定を確認する方法

Googleのヘルプでは、デマンドジェンの動画広告を作るとき、「アセットの最適化」で「縦向きバージョンとスクエア バージョンの動画を入手する」「動画の短いバージョンを生成する」のチェックを外せること、広告の設定からも無効にできることが案内されています。報道によると、「動画へのオーバーレイ」はこの並びに追加されています。

  1. Google広告で、デマンドジェンのキャンペーンを開く
  2. 動画広告を選んで編集画面を開く
  3. 「アセットの最適化」の動画の項目を見て、「動画へのオーバーレイ」(英語画面では「Overlay on videos」)にチェックが入っているかを確認する
  4. 重ねてほしくない場合は、チェックを外して保存する

報道では、動画の最適化はひとつずつ外すほか、「すべて無効にする」(英語画面では「Disable all」)でまとめてオフにすることもできるとされています。日本語の管理画面での表記は、本記事の公開時点で確認できていません。英語の名前を手がかりに探してください。

新しいキャンペーンを作るときにも、同じ設定が初期状態でオンになっていないかを確認しましょう。既存の広告で設定がどう扱われるかは、2026年10月20日時点で公式な説明がありません。動画広告を出している場合は、既存の広告も一度開いて確認しておくと安心です。

オンのままにするか、オフにするかの判断

文字を重ねると、音を出さずに見ている人にも商品の要点が伝わりやすくなります。一方で、どの文字をどこに重ねるかは広告主が細かく決められません。次の表は、ISSUNの考える判断の目安です。

こんな動画おすすめの対応理由
すでにテロップや字幕を入れて作っているオフにする文字が二重になり、画面が見づらくなるおそれがある
ブランドの世界観や映像の美しさで見せたいオフにする想定していない文字が重なると、伝えたい印象とずれることがある
文字のない素材動画や、商品をそのまま映した動画オンにして、表示を確認しながら試す音なしで見られても、商品の要点が伝わりやすくなる
料金・効果・条件など、表現に注意が必要な業種テキストアセットを見直してから判断する広告見出しや説明文の言葉が、そのまま動画に重なる可能性がある
判断がつかない同じ動画でオンとオフを比べる見た目と成果の両方を見てから決めても遅くない

使うときの注意点

テキストアセットの中身を見直す

重なる文字は、登録済みのテキストアセットから作られると報じられています。古いキャンペーンの文言、終わったセールの案内、条件を省いた割引の表現などが残っていないかを確認しておきましょう。検索広告の見出しと同じ感覚で書いた文言が、動画の上では長すぎたり、意味が伝わりにくかったりすることもあります。

実際の見え方をプレビューで確かめる

文字が商品や人物の顔、動画の中のテロップと重なっていないかは、プレビューで確かめるのが確実です。縦向き・スクエアなど、自動で作られるほかのバージョンでも見え方が変わります。

海外向けの広告はAIラベルにも注意

Googleのヘルプでは、EU、インド、ニューヨーク州のAIに関する規制で、AIで生成・編集した特定のアセットを含む広告に、その旨の開示やラベルが求められる場合があると説明されています。報道によると、これらの最適化で手が加わった画像や動画の広告は、これらの地域で配信される場合に「AIで作成・編集された」と表示されます。日本国内だけで配信している会社への影響は小さいものの、海外向けに配信している場合は覚えておきましょう。

よくある質問

Q. デマンドジェン以外の動画広告にも関係しますか?

今回報じられたのは、デマンドジェンキャンペーンの動画広告の設定です。2026年10月20日時点で、ほかのキャンペーンへの追加は報じられていません。

Q. 重なる文字の内容は自分で決められますか?

報道によると、文字は登録済みのテキストアセットをもとにGoogleが作ります。内容を完全に決めたい場合は、設定をオフにして、動画そのものにテロップを入れて作るのが確実です。

Q. オフにすると成果が落ちますか?

2026年10月20日時点で、Googleはこの設定の効果に関する数字を公表していません。気になる場合は、同じ動画でオンとオフの広告を用意し、一定の期間で視聴率・クリック率・コンバージョン数を比べると判断しやすくなります。

まとめ

  • デマンドジェンの動画広告に、テキストアセットの要点を動画に重ねる「動画へのオーバーレイ」(Overlay on videos)が追加されたと、2026年10月9日に業界メディアが報じた
  • 報道では初期状態でオン。2026年10月20日時点でGoogleのヘルプに記載はなく、正式な発表も確認できていない
  • デマンドジェンでは、動画拡張・画像拡張などのクリエイティブ拡張機能も、新しいキャンペーンでは初期状態でオン(Googleのヘルプ)
  • 動画広告の「アセットの最適化」で設定を確認し、テロップ入りの動画やブランドの世界観を重視する動画はオフを検討する
  • 使う場合は、テキストアセットの文言を見直し、プレビューで見え方を確かめる

Google広告では、ほかにも初期設定のまま自動で有効になる機能が増えています。Google広告「自動プロモーション」とは?サイトのセール情報が広告に自動表示|対象・確認方法・オフにする手順や、広告運用のAI自動化はどこまで任せる?Google・Meta・TikTokの2026年秋の変更と確認ポイントもあわせてご覧ください。

ISSUNでは、Google広告の動画広告やデマンドジェンの設定の見直しを支援しています。「自分のアカウントの設定を確認したい」「動画広告の作り方を見直したい」といったご相談は、お問い合わせからお気軽にご連絡ください。

参考にした情報(2026年10月20日確認)


この記事を書いた人
矢崎
矢崎
ISSUN/ マーケター/コンサルタント 営業職を6年経験し、コンサルティング職へ。 ・飲食店の立ち上げ ・ECサイト(自社ドメイン・楽天・amzon) ・アパレル ・化粧品 ・脱毛 ・教育法人 ・医療福祉サービス などを担当。業界を横断した知識で売上・リード獲得を行う。
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