Meta広告「商品の閲覧」が10月28日から既存広告で自動オンに|影響・判断の目安・オフにする方法

目次

Meta広告で、すでに配信している広告に「商品の閲覧」という機能が2026年10月28日から自動で加わる予定です。Metaは広告主に送った通知で、この日から既存の広告に商品の閲覧を追加すると案内しています。止めたい場合は、それまでに通知からオプトアウトするか、広告ごとに設定をオフにする必要があります。

先に結論をお伝えします。商品の閲覧がオンになると、広告の画像や動画をタップした人が、ウェブサイトへ移動する前に、FacebookやInstagramの中で商品の詳細やおすすめを見ることがあります。購入の場はこれまでどおり自社サイトですが、サイトに着く前の見え方が変わります。「ランディングページで必ず伝えたい内容がある」「広告からの流入をGA4で細かく見ている」という会社は、10月28日より前に設定を確認しておきましょう。特にこだわりがなければ、すぐにオフにせず、成果を見ながら判断する方法もあります。

本記事では、Metaの公式ヘルプ(2026年10月16日時点で確認)と、広告主への通知を報じた業界メディアの情報をもとに、商品の閲覧の中身、オンのままにするかの判断のしかた、オフにする手順を中小企業向けに整理します。

「商品の閲覧」とは

商品の閲覧は、Meta広告の「Advantage+ クリエイティブ」のエンハンス(広告を自動で調整・追加する機能)のひとつです。Metaのヘルプでは「商品閲覧機能を追加する」という名前で、次のように説明されています。

  • 広告の画像や動画をタップした人に、FacebookやInstagramの中で、商品の詳細やオファー(特典)などを見せる、その人に合わせた閲覧の体験を提供する
  • その後、購入のためにウェブサイトへ誘導する
  • このエンハンスでは、利用者が最初にFacebookやInstagramの画面に移動してから、ウェブサイトに誘導される場合がある

表示される情報は、Metaが「広告ソース」と呼ぶデータから作られます。Metaのヘルプによると、商品の閲覧は、カタログの商品情報だけでなく、ウェブサイトから取得する情報(コンテキストリンク・発見リンク)からも使える場合があります。カタログを登録していない会社の広告も、対象になる可能性があるということです。

10月28日に何が変わるのか

海外の広告業界メディアPPC Landが2026年10月15日に報じた内容によると、Metaの広告主向けの通知には次のことが書かれています。なお、2026年10月16日時点で、この日付を書いたMetaの公開ページ(ニュースやヘルプ)は確認できていません。ご自身の広告マネージャの通知もあわせて確認してください。

項目通知の内容補足
開始日2026年10月28日から、既存の広告に商品の閲覧を追加する今まではオフだった広告が、何もしなければオンになる
対象配信中の既存の広告(FacebookとInstagram)どの広告フォーマット・配置・目的が対象かは書かれていない
止める方法10月28日より前に通知の「オプトアウト」を押す。または広告ごとにAdvantage+ クリエイティブの設定でオフにする広告ごとの設定は、10月28日以降もいつでも変更できる
Metaが示す効果アプリ内で商品を閲覧できる広告で、コンバージョンが平均3%増えたMetaのテスト(2026年8月)の数値。指標や比べ方の詳細は公開されていない

Metaのヘルプには、もともと「一部のエンハンスはデフォルトでオンになることがあるが、いつでもオフにできる」と書かれています。今回は、すでに配信している広告にもオンの状態で加わる点が、これまでと違うところです。

オンになると、何に影響するか

商品の閲覧がオンになると、広告をタップしてからウェブサイトに着くまでの流れが変わる可能性があります。中小企業が気をつけたいのは、次の3点です。

影響する点起こりうること確認すること
ランディングページの役割サイトに着く前に、アプリ内で商品情報やおすすめを見るため、ランディングページで伝えたいキャンペーンやブランドの説明が見られる前に、比較や離脱が起きる広告の目的が「特定のページを見てもらうこと」かどうか
表示される情報の正しさカタログやサイトの情報(価格・在庫・特典)が古いと、アプリ内で古い情報が見えるカタログの更新の頻度、サイトの価格や在庫の表記
数字の見え方広告のクリックとサイトへの訪問の差が広がる、GA4でのランディングページ別の数字が変わる、など10月28日の前後で、広告マネージャの結果とGA4の流入を比べられるようにしておく

3つ目の「数字の見え方」は、ISSUNが想定している影響です。Metaが具体的にどう変わると説明しているわけではありません。ただ、サイトに着く前の画面が増える以上、クリックからサイト訪問までの数字に差が出ることは考えておいたほうが安全です。

オンのままにするか、オフにするかの判断

Metaは平均3%のコンバージョン増を示していますが、すべての広告主で成果が上がるとは限りません。次の表は、ISSUNの考える判断の目安です。

こんな会社・広告おすすめの対応理由
商品点数が多いECで、カタログを最新に保てているオンのまま試すアプリ内で複数の商品を見比べてもらえるため、相性がよい可能性がある
セールやキャンペーン専用のランディングページに誘導しているその広告だけオフにする特典の条件や期間など、ページで伝えたい内容が先に見られないおそれがある
問い合わせ・資料請求・来店予約など、商品を売らない広告表示を確認し、合わなければオフにする商品の閲覧の体験が、広告の目的に合わないことがある
価格や在庫が頻繁に変わり、カタログの更新が追いつかないオフにする(または先にカタログを整える)古い価格や在庫切れの商品がアプリ内に見えるおそれがある
どちらとも言えないオンのまま、2〜4週間の成果を見て判断する広告ごとの設定は後からいつでも変えられる

成果を見るときは、10月28日の前後で同じ長さの期間をとり、広告マネージャのコンバージョン数と獲得単価、GA4での広告からの流入とコンバージョンを比べます。セールなど、ほかの要因が重なる期間は避けて比べましょう。

商品の閲覧をオフにする方法

オフにする方法は3つあります。通知のオプトアウトは、通知を受け取った広告アカウントで、10月28日より前に行う必要があります。オプトアウトがどの範囲(1つの広告アカウントか、複数か)に効くのかは、通知の画面で確認してください。

方法1:配信中の広告で、1つずつオフにする

Metaのヘルプにある、広告の公開後にAdvantage+ クリエイティブのエンハンスをオフにする手順です。

  1. Meta広告マネージャを開き、[広告]をクリックする
  2. 編集したい広告の横のチェックボックスをオンにして、[編集]をクリックする
  3. [Advantage+ クリエイティブ]のセクションで、オンになっているエンハンスの数を確認し、[編集]をクリックする
  4. [Advantage+ クリエイティブ]タブで、商品の閲覧をオフにする
  5. [保存]をクリックし、[公開する]で変更を公開する

Metaのヘルプによると、一部のエンハンスは、広告プレビューの[拡大]から開く[詳細プレビュー]でしかオフにできません。手順3〜4で見つからない場合は、詳細プレビューの[Advantage+ クリエイティブ]タブも確認してください。

方法2:まとめてオフにする(一括編集)

広告の数が多い場合は、一括編集が便利です。Metaのヘルプでは、一括編集で既存の広告の広告ソースを更新できると案内しています。また、広告ソースをオプトアウトすると、その設定はその広告アカウントで今後作るすべての広告に適用されます。

方法3:新しく広告を作るときにオフにする

広告を作るときは、[広告クリエイティブ]の[クリエイティブを設定]から[エンハンス]に進み、個別にオフにできます。公開する前に広告プレビューで、どのエンハンスがオンになっているかを確認する習慣をつけておくと安心です。

10月28日までにやっておきたいこと

  1. 通知を確認する:広告マネージャに商品の閲覧についての通知が届いているか、対象のアカウントはどれかを確認する
  2. 広告を仕分ける:上の判断の表を参考に、オンのままにする広告とオフにする広告を決める
  3. カタログとサイトの情報を整える:オンのままにする場合は、価格・在庫・特典の情報が最新になっているかを確認する
  4. 比べる準備をする:10月28日より前の数字(コンバージョン数・獲得単価・GA4の広告からの流入)を控えておく

よくある質問

Q. 商品の閲覧がオンになると、Facebookの中で購入されるのですか?

Metaのヘルプでは、アプリ内で商品の詳細などを見たあと、購入のためにウェブサイトへ誘導されると説明されています。購入の場は自社サイトのままです。

Q. 10月28日を過ぎたら、もうオフにできませんか?

広告ごとの設定は、10月28日以降もいつでもオンとオフを切り替えられると報じられています。ただし、何もしないまま配信を続けると、オフにするまでの間は商品の閲覧がオンの状態で配信されます。止めたい広告がある場合は、早めに設定しておきましょう。

Q. 通知が届いていません。

通知の対象になるアカウントや広告の条件は、公開されていません。通知が届いていなくても、広告のAdvantage+ クリエイティブの設定で、商品の閲覧がオンになっていないかを確認しておくと安心です。

まとめ

  • Metaは広告主への通知で、2026年10月28日から既存の広告に「商品の閲覧」を追加すると案内している(業界メディアの報道。Metaの公開ページでは日付は未確認)
  • 商品の閲覧は、広告をタップした人に、FacebookやInstagramの中で商品の詳細やおすすめを見せてから、ウェブサイトへ誘導する機能。カタログがなくても、サイトの情報から使われる場合がある
  • 止めたい場合は、10月28日より前に通知からオプトアウトするか、広告ごとにAdvantage+ クリエイティブの設定でオフにする。後からでも変更できる
  • キャンペーン専用のランディングページに誘導する広告や、カタログの更新が追いつかない場合はオフを検討する。迷う場合はオンのまま、前後の数字を比べて判断する

Meta広告のほかのAI機能については、Meta広告の新AI機能まとめ(2026年10月)|静止画から動画生成・既存顧客の除外・AIアシスタントの強化もあわせてご覧ください。

ISSUNでは、Meta広告の設定の見直しや成果の分析を支援しています。「どの広告をオフにすべきか判断したい」「10月28日の前後で成果を比べたい」といったご相談は、お問い合わせからお気軽にご連絡ください。

参考にした情報(2026年10月16日確認)


この記事を書いた人
矢崎
矢崎
ISSUN/ マーケター/コンサルタント 営業職を6年経験し、コンサルティング職へ。 ・飲食店の立ち上げ ・ECサイト(自社ドメイン・楽天・amzon) ・アパレル ・化粧品 ・脱毛 ・教育法人 ・医療福祉サービス などを担当。業界を横断した知識で売上・リード獲得を行う。
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