いよいよスタート、facebookページのタイムライン化・・でもその前に。
昨年秋からささやかれていた、facebookページのタイムライン化ですが、
昨日のfacebookのマーケティングカンファレンス「fMC」を機にようやくスタートしました。
2012年3月30日には、すべてがタイムライン化されるとのことです。
■ではさっそく、facebookページをタイムライン化してみましょう!
・・・と、その前に、けっこうな注意点もありますので、まずは
本当に今すぐ変更しても大丈夫なのか、チェックしてみましょう。
■サンプル事例
:すでにタイムライン化している、上手い事例を見てみましょう。
ファンタ https://www.facebook.com/fanta
カバー写真とプロフィール画像を合成するパターン。右横のタイムラインバーがスゴイです。

スターバックス https://www.facebook.com/Starbucks
シンプルにまとめられていますね。ここもタイムラインバーがスゴイです。
凝っていないようにみえるプロフィール画像は、ニュースフィードでどう見られるかを重視している例ですね。ビューはグリーンの画像を優先して見せたり、コーヒーカップをピン(トップに固定:詳細後述)するなどして、トップビューの印象をコントロールしています。
アドビ https://www.facebook.com/adobespp
■注意点:「ようこそページ」を、優先的に表示させられなくなる。
タイムライン化して公開設定にすると、「まだ、いいね、していないユーザに、自動的に『ようこそページ』を表示させる」という機能が使えなくなります。(設定画面が無くなっています)
タイムライン化すると無くなるこの機能(旧管理画面)
つまり、ようこそページでおこなっていたことを、トップのカバー写真と、右のタイムライン時系列バーで代替えしてゆこう、ということですね。
ただ、今まで作成していた、ようこそページなどの、いわゆるカスタムタブは12枚まで追加することができて、カバー写真の下に表示されます。この画像も変更できます。
一方、facebook広告から、「ようこそページ」にリンクさせることは可能なようです。(今のところ)只今、タイムラインとようこそページのA/Bテストをしていますので、またご報告します。
■カバー写真の注意点。
ようこそページが使えない、となると、コンバージョンこそ最優先なスペシャル・ソーシャル・マ〜ケッタ〜な方は、当然、カバー写真に「いいね、してね!」と書きたくなると言うのが人情。でもそれは残念ながら、今回、facebookの公式ガイドでNGとされています。
ダメな例:
具体的には、
- 写真内に「50%OFF!」や「私のサイトからダ ウンロードして!」などの宣伝・価格などの表記はNG。
- URL、メールアドレスなどの連絡先は表記してはダメ 。
- 矢印などで、「ココを押して、いいね!してね」とか、 シェアしてね、の表記もNG
- いますぐゲット!、このページをお友達に教えてね、な どのメッセージはNG。
などのようです。facebookページ公式ガイド
■ファンを「拡大」する機能が明確に。
一方、「ファンを拡大」というメニューが増えました。友達を招待したり、ページをシェアしたり、有料のfacebook広告を作成したり、集客ツール自体は全面にでるカタチになっています。
■個別メッセージを受け取れるようになった。
従来は、ページオーナーのリンクからメッセージを受け取るしか、個別コミュニケーションは取れなかったのですが、facebookページ上にメッセージを受け付ける機能を追加できるようになっています。
設定方法は、管理者用パネルから

管理>facebookページを編集 を選択

権限の設定>メッセージ でチェックボックスをONにして画面左下の「保存」を押します。
あとは、管理パネルから、メッセージが届くと数字が表示される、というしくみです。

facebookページの権限で返信ができます。

また、一般ユーザからの投稿が目立たない位置に来ていますので、自由な参加型のコミュニティというよりも、facebookページ主導のコミュニティになりそうですね。メッセージの回数も多くなりそうです。お知らせ機能が欲しいですね…。
■アプリをチェック
その他、ページオーナーの表示も、基本データの中に移動したり、従来のアプリも、一部エラーを起こしているアプリもあるので、念のため、利用されているfacebookページアプリは、タイムライン化したfacebookページの公開前に、ご自分で、動作確認を行われることをオススメします。横幅も変わりましたね。
エラーを起こしていた某アプリ
■facebook恒例:初日限定の不具合
あと、これは個人のタイムラインの時もそうだったのですが、初日の投稿は夕方5時にならないと、タイムライン化したfacebookページアカウントからの投稿は、ウォール上に表示されないとおもいます。ニュースフィードには配信されます。理由は日本は3月1日ですが、米国は2月29日(太平洋時間基準)なので、初日は毎回、夕方5時まで待たされます。
■さぁ、まずはプレビューで確認を!
ここまで読まれて、さぁ!タイムライン化だ!カバー写真だ!という方は、
こちらからfacebookシステムがタイムラインをガイドしてくれますのでご活用ください。
https://www.facebook.com/about/pages/
緑の「ページをプレビュー」をクリックすると、プレビューがスタートします。
公開しなければ、 タイムラインで見えているのは管理者だけになります。
■タイムラインのプレビューから、旧facebookページに戻すには
まだ公開していなければ、ページ上に表示されている、このリンクをクリックすれば戻ります。
■まずは、過去のイベントを書き込んで、情報を厚くする。
あとは、ピン機能といって、直近7日間で重要な記事は、カバーの直下にめだたせることができたりするらしいのですが、このページに立ち寄るファンはごくわずかであることを知っておく必要があると思います。(インサイトをダウンロードすればデータが見られます。ほとんどのファンは、ページに訪れず、ニュースフィードであなたの記事を見ているユーザが多い。)

お互いをよく知ることで、ネット生活を豊かにしよう、というのが、facebookのタイムライン化の考えであるなら(2011/09 f8にてそのように説明されていた)、地道にウォールに書き込んで、facebookページのタイムラインにも過去のイベントを書き込み、じっくり、ゆっくりと、ユーザとコミュニケーションを積み上げて行く事が、いままでよりもさらに大切になってゆきそうですね!
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株式会社ISSUN 代表取締役 宮松利博 (MIYAMATSU.NET)