■アメリカでは昨年リリースされていた新機能2つが登場
昨年話題になっていたfacebookの「新コメント機能」が、ついに国内でも登場しました。
機能は2つ、「人気のコメントを上位表示」「各コメント個別に返信が可能」です。
対象となるのは、個人アカウントとfacebookページのいずれものようです。
■高知の雄、「虎斑竹専門店 竹虎」さんのページにいち早く実装。
今回確認できたのは、いつもEC勉強会などにお邪魔するなどして大変お世話になっている、高知県のECの雄「虎斑竹専門店 竹虎」さんのfacebookページです。
2013/01/14 時点で私が知る範囲で確認がとれたのは日本では竹虎さんだけでした。
facebook系のセミナーでもよくご紹介させていただいているのですが、竹虎さんは、運営もユーザとのコミュニケーションを上手くとっていらっしゃり、いつもfacebookページ上では活発な交流が生まれています。今回の新機能だけでなく、とても参考になると思いますのでぜひご覧になってください。竹虎さんのページ
■機能1:人気のコメントが上位表示される
例えば、ある投稿にコメントがついた場合、今までは時系列順に並んでいましたが、今回新たに、「いいね!」や「コメント」の数、スパム判定などによって、ポジティブな反応が高いコメントが上位に表示される機能が実装されています。また、その他のコメントは、「他のコメントを見る」というリンクにまとめられています。
■機能2:各コメント個別に返信が可能となった。
こちらは、今回の最も大きい機能追加ではないでしょうか。
従来は、ある投稿に複数コメントがついた場合は、返信の際に1件ずつ、名前の前に「@マーク」をつけることで、個別に返信していることをお知らせする手間がありましたが、それでも会話のキャッチボールが生まれる事は少なかったと思います。
一方、今回の新機能では、コメント一件ずつに「返信」リンクが表示され、一昔前の「掲示板」のように返信が「ツリー表示」されています。
■facebookページを真のコミュニティに。
実装されるのは、facebookページだけではなく、個人アカウントも対象のようですが、従来のコメント欄の構造だと、なかなか複数のユーザと会話を続けてゆくのは困難でしたが、これなら期待が持てそうです。「やっぱりコミュニティはこうで無くっちゃ」と、まもなく50歳を控える私としては、往年の「パソコン通信」や「スレッド型BBS」を想い出し、なんだか懐かしくも感じてしまいます。
Nifty-Serveによって再現されたパソコン通信のツリー(スレッド)型コメント余談ですが 当時は、「シスオペ」さんという名の「コミュニティ・マネージャ」さんがいらっしゃいました。こうしたパソコン通信は、私にとってソーシャルの原型だったといえます。(京kyou というハンドルネームでした。)
とはいえ、まだ今回のfacebookの新コメント機能が実装されても、思い通りに活性化しきれないページもありますが、まだまだ機能自体にも改善課題はあると思います。
ただ何よりも、より「コミュニティ」らしい交流が生まれ、個人やブランドページでの活動が、もっと楽しいモノになってゆくことに期待したいですね!
株式会社ISSUN 代表取締役 宮松利博