あなたのfacebookページ、大丈夫?6月6日からのFBML廃止でチェックしておきたい事 | 株式会社ISSUN(イッスン)

あなたのfacebookページ、大丈夫?6月6日からのFBML廃止でチェックしておきたい事

目次

以前から、何度かお伝えしてきたフェイスブックの「FBML」の廃止ですが、いよいよ2012年6月6日から廃止告知となり、7月5日には完全に利用ができなくなります。あなたのフェイスブックページの「ようこそページ」や「お問い合わせ」などが、1年前ほどに作成されていた場合、「スタティックFBML」というアプリで作成されている可能性があります。その場合は、今回の影響を受けますので、確認と準備手順をチェックして、ある日突然「ようこそページが表示されてない!」とならないように、少しフライングぎみですが、チェックポイントと対策手順をまとめて見ました。図:スタティックFBMLのアイコン

Fbml

特に、フェイスブック広告を使われている企業様でも、まだ結構な数で今回の影響を受けるFBMLで作成したページを、広告のランディングページやようこそページにされているケースが多いので知り合いのページで見かけたら教えてあげて下さいね。では早速チェックポイントを見てみましょう!

参考:facebook Developer Roadmapより

June 6, 2012
Removal of FBML  
FBML apps will no longer work on Platform. The “FBML Removal” migration will appear and will be enabled for all apps. It will be possible to disable the migration, thereby re-enabling FBML, until July 5, 2012 when the migration and all FBML endpoints will be removed completely.

2012/06/07 追記

facebookより、以下の様なアラートメールが送信されました。

明日、6月7日 6:38

As previously announced on the Developer Roadmap (https://developers.facebook.com/roadmap/), FBML is deprecated as of today. If your app is still utilizing FBML, please migrate as soon as possible. Here are some useful links: * Building a Facebook app: https://developers.facebook.com/docs/guides/canvas/ * Javascript SDK reference: https://developers.facebook.com/docs/reference/javascript/ * Roadmap for upcoming changes: https://developers.facebook.com/roadmap/

2012-06-07_0821

 

 

■約1ヶ月の猶予の後、2012年7月5日に完全廃止が完了。

上記によると、まず、2012/6/6に、すべてのFBMLアプリ上で「FBMLの廃止」という移管勧告の画面が表示されます。ただ、その画面で廃止(移管かも?)をキャンセルすれば、FBMLを継続して利用することも可能なようです。ただ、2012/07/5 には、移管勧告の画面も、FBMLエンドポイント自体もすべて完全に削除されるようです。

つまり、FBMLを使ったアプリが2012年7月5日以降は、まったく使えなくなると考えて良いでしょう。

■サプライズで新機能リリースとなるか、あるいは完全に廃止か。

ここで、まったく停止となるのか、あるいはサプライズで代替えの新サービスが提供されるかはまったく不明ですので、慎重に、6/6にどのような説明が画面に表示されるか見てみないことには判断がつかないところです。

しかし、上記の言葉通り解釈すると、我々ユーザ側は、あらかじめ次の代替え案を考えて置いた方がよいように思います。

■まず、自分のページが影響をうけるかどうかチェック

まず、FBMLの廃止で一般ユーザが最も影響を受けるのは、1年ほど前に作成した「ようこそページ」や「お問い合わせ」などのうち、facebook公式の「StaticFBML」アプリが使われているケースでしょう。

チェック方法として、 facebookページを編集>アプリ>staticFBMLのアイコンを見つけたら、廃止予定のページを利用していることになります。該当するページが現在使われて居るかどうかを確認しましょう。

Fbml

※注意:なお、tabsiteや、ハイベロシティさんのwelcomeHTMLなどのiframe対応のアプリでページを追加されている場合は問題ありません。

■FBMLのアイコンがありました。どうすれば良いですか?

もし、自分が管理するフェイスブックページで、FBMLによるページを利用している場合は、6月6日の表示を待って、下記のような移行計画を立てるべきでしょう。

1.何はともあれ、まずバックアップ!

作業の時間がすぐに作れない場合でも、まずはバックアップはとっておきましょう。
facebookページを編集>アプリ>staticFBMLのアイコンから「アプリケーションへ移動」でHTMLソースを表示させ、内容を、メモ帳などに貼り付けて「FBML_20120606_Backup.txt」などの名前で保存しておきましょう。

2012-06-03_1319

2.代替えアプリをインストール

前述のハイベロシティさんの welcomeHTML など、ようこそページなどが作成できる代替えのアプリをインストールします。
※welcomeHTMLは、ファンゲート(いいねを押す前と後で、表示させる内容を変える)にも対応しているので、便利だと思います。しかしweb屋なら、ココはひとつ、iframeで作成したいところですね。手順はググって下さい。

3.先ほどバックアップしたHTMLソースをアプリに貼り付けます。

welcomeHTMLの例
注意:必ず「HTMLで設定する」となっているかを確認して、作業完了後も、設定ボタンを計2回押して下さい。

※貼り付けたコードで、うまく表示されない場合は、設定を2回押しているか、「HTMLで設定する」になっているかを確認の上、貼り付けたソースコードを、HTMLチェッカーなどで文法チェックすること。

4.いったん待機モードに。
新たに追加したページは、一旦管理画面から削除しておき、ユーザからは見えないようにしておけばよいでしょう。あとは6月6日のフェイスブックの発表を待って、従来のようこそページと差し替えるかどうかを検討すればよいでしょう。これで「ページ側の準備」は完了です。
以下の図の、1〜3の手順で非表示にしておきます。

画面上では「削除」と表示されていますが、アプリが削除されるのではなく、タイムライン上に表示されないだけです。再度表示したい場合は、4枚目の画像を参照してください。

■外部からのリンクを確認しておく

ここは意外と漏れが出やすい箇所だと思いますので、しっかり対応しておきましょう。

1.広告リンクのチェック

広告のリンク先が、今回廃止予定のstaticFBMLで作った「ようこそページ」へリンクさせている場合は、リンク先を、新しく作成した「ようこそページ」に変更しておくか、新しく広告を作成しておきます。

2.その他のリンク

 その他、外部サイトからリンクさせている場合なども同様に変更しておきます。

※最悪、リンクが変更出来ない場合は、staticFBMLで作成したページが削除されるまでは、

<meta http-equiv=”refresh” content=”3;URL=https://www.facebook.com/MIYAMATSU.NET/app_211074635600191“>

といったソースを貼り付けて、リダイレクトさせておきましょう。

※上記赤文字部のURLはサンプルです。新しく作成した「ようこそページ」のURLを入力してください。

ただし、こうしたmeta情報をbody内に入れるのはお作法上よろしくありませんが、機能はするので応急処置しておきます。

■これを機会に「ようこそページ」を見直してみる。

なお、ようこそページについては、これを機会に「メルマガ登録フォーム」を設置しておいたほうが有用です。メルマガ登録フォームが自作できない場合は、MailMagazine がお薦めです。ハイベロシティの福光社長にお願いしたら針北さんが作ってくださいました。

また、ようこそページで「いいね!」をしてもらいやすいようにこちらの記事も参考にしてください。

■FBMLでファンゲートしていた場合

FBMLでファンゲートを使っていた場合、コードもうろ覚えだと思いますので、以下を参考にコードを区分して下さい。

■ファンになっていないユーザ向けのソースは以下のとおり。

<fb:else>
: 
この間にあるコードを、ファンになっていないユーザ向けのコードに貼り付ける。

</fb:else>

</fb:visible-to-connection>

■ファンになっているユーザ向けのソースコードは以下のとおり。

<fb:visible-to-connection>

この間にあるコードを、ファンになったあとのユーザに見せる設定のコードに貼り付ける
この時、<div style=”position:absolute;top:0;”>を設定している場合は、 <div> に書き換えておく。

<fb:else> 

まとめ:
ここ最近、サードパーティ製品のお株を奪っ
ているフェイスブックなので、もしかすると新しいサービスが提供されるかもしれませんね。何はともあれ6/6の表示を待つことにします。

株式会社ISSUN スタッフ

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この記事を書いた人
株式会社ISSUN(イッスン) 代表取締役 宮松利博
株式会社ISSUN(イッスン) 代表取締役 宮松利博
RIZAPグループ社創業時の商品開発とマーケティングを手がけ3年で年商20億円に成長、上場と同時に保有株を売却し、Webコンサルティング株式会社ISSUNを設立。日本イーコマース学会を立ち上げ、産官学連携にも取り組む。 【Facebook】【Instagram】【YouTube】【twitter】
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