Facebookページ利用規約改訂:何が良くて何がダメになったのか?「プロモーション」項目のビフォアアフター | 株式会社ISSUN(イッスン)

Facebookページ利用規約改訂:何が良くて何がダメになったのか?「プロモーション」項目のビフォアアフター

目次

Facebookページ利用規約改訂:何が良くて何がダメになったのか?「プロモーション」項目のビフォアアフター

facebookは、広告をめぐるプライバシーに関する訴訟が和解となったことを受け、広告上でどのように登録情報が利用されるのかをあらためて明示するなど、各種利用規約等の変更案に関する意見を収集しています。

このうち、「facebookページ」利用規約に掲載されていた「プロモーション」が大幅に変更となり、今まで違反とされていた、「いいね!」やコメントのプロモーション利用が許可された格好となり、contestcaptureなど、新たなキャンペーンツールが発表されています。

その一方で、何がOKで何がNGなのかが分からないなど混乱を招いているケースもあります。

そこで、手っ取り早く、今まではコレがNGで、今回はこれがOKを知るために、facebookページ利用規約の「プロモーション」項目の、変更前と、変更後を見てみましょう。

Facebookページ利用規約(プロモーションガイドライン) の比較

◆ビフォア:変更前(2013/08/28)

E. プロモーション(旧)

i. Facebook上でのプロモーションは、Facebook.com上のアプリのキャンバスページまたは、Facebookページのアプリ内で運営する必要があります。

ii. Facebook上でのプロモーションには、以下を含める必要があります。
a. 応募者または参加者によるFacebookの免除
b. プロモーションはFacebookが後援、支持、または運営するものではなく、Facebookとは関係がないことの表明。
c. 参加者の情報がFacebookではなく、[情報の受取人]に提供されることの開示。

iii. Facebookページへの「いいね!」や、スポットへのチェックイン、アプリとのつながり以外のFacebook機能を使った何らかの動作を実行することを参加または応募の条件とすることはできません。たとえば、ウォールの投稿に対して「いいね!」する、ウォールにコメントを投稿したり、写真をアップロードする、などの動作を参加または応募の条件とすることはできません。

iv. Facebook機能をプロモーションの参加または応募手段として使用することはできません。たとえば、Facebookページへの「いいね!」や、スポットへのチェックインにより、自動的にプロモーションに参加または応募するように設定することはできません。

v. 「いいね!」ボタンなどのFacebook機能をプロモーションの投票手段として使用することはできません。

vi. タイムラインやfacebookページ上の、メッセージ、チャット、投稿で、当選発表はできません。

vii.    Definitions:

a.    By “administration” we mean the operation of any element of the promotion, such as collecting entries, conducting a drawing, judging entries, or notifying winners.
b.    By “communication” we mean promoting, advertising or referencing a promotion in any way on Facebook, e.g., in ads, on a Page, or in a Wall post.

◆アフター(2013/08/30)

E. プロモーション

1. Facebookを使ってプロモーション(コンテストや懸賞など)の告知や運営を行う場合、下記を行うことを含 め、プロモーションの合法的な実施に責任を負います。

a. 公式ルールを設けること。
b. 提供条件や資格(年齢や居住地などの条件)を設けること。
c. プロモーションに関連して提供される賞品や賞金に適用される規則を遵守すること(必要な登録や、規制機関からの承認の取得など)。

2. Facebook上でのプロモーションには、以下を含める必要があります。

a. 応募者または参加者によるFacebookの完全な責任免除。
b. プロモーションはFacebookが後援、支持、または運営するものではなく、Facebookとは関係がないことの表明。

3. プロモーションは、Facebookページ上またはFacebookアプリ内で運営できます。個人用タイムラインを使ってプロモーションを運営することはできません(「個人用タイムライン上のコンテンツのシェアを参加条件とすること」や「友達の個人用タイムライン上のコンテンツのシェアを追加の参加条件とすること」などは認められません)。

4. 弊社は利用者によるプロモーション運営を支援しません。また弊社のサービスを利用してプロモーションを運営する利用者は、自己責任で運営することについて同意するものとします。

 

まとめ

端的にいえば、今まで、キャンペーンを行うには、何らかの専用アプリやタブページが必要でしたが、それらは不要となり、応募、告知、結果発表がfacebookページ上の至るところで可能となりました。※ただし「個人アカウント」でのキャンペーンは禁止です。

これで気軽にキャンペーンが利用できるようになり、またcontestcaptureのように様々なキャンペーンアプリが登場しそうですね。

ただし、facebook規約改定自体は、facebook側の広告モデルを維持するためのものですが、facebookページ利用規約の変更は、キャンペーンの縛りがなくなったと考えて良いと思います。ただ、本日より7日間はユーザからの意見によっては変更となる可能性もありますので、暫定的なものと考えておいたほうが良いと思います。


この記事を書いた人
株式会社ISSUN(イッスン) 代表取締役 宮松利博
株式会社ISSUN(イッスン) 代表取締役 宮松利博
RIZAPグループ社創業時の商品開発とマーケティングを手がけ3年で年商20億円に成長、上場と同時に保有株を売却し、Webコンサルティング株式会社ISSUNを設立。日本イーコマース学会を立ち上げ、産官学連携にも取り組む。 【Facebook】【Instagram】【YouTube】【twitter】
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