2013年1月15日

本日発表された、facebookの新機能「グラフ検索」は個人の趣味・好みが加味される

個人の趣味・好みで結果が変わる、新しい検索体験「グラフ検索」をベータ版として一般公開 2013年1月15日午前10時(日本時間1/16 午前3時)ザッカーバーグは、......

個人の趣味・好みで結果が変わる、新しい検索体験「グラフ検索」をベータ版として一般公開

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2013年1月15日午前10時(日本時間1/16 午前3時)ザッカーバーグは、ニュースフィード、タイムラインに継ぐ3つ目の柱として「グラフ検索」のベータ版を発表しました。

Graphsearch

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今すぐ体験はこちら → https://www.facebook.com/about/graphsearch 
※ただし、ベータ版での利用ができるのは2013/01/16現在、米国(英語)のみとのことです。

■まずは、人・写真・場所・興味の4つの分野の「検索」からテスト。

特徴的なのは、自然な話し言葉で欲しい情報が何かを入力すれば、友達との日頃のつきあいや、自分の興味関心、友達が投稿した写真などの情報を元に、最も自分の好みにマッチした検索結果が得られるということ。

要するに、従来のリンク構造や形態素解析、クリック率といった一般的なデータではなく、完全に個人の趣味・好みが「検索」結果に反映されるという点が注目です。

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その対象には「4つの分野」があり、「人」「写真」「場所」「興味」の4つとのことです。

例えば、

「人」なら『ハイキングが好きな生まれ故郷の人は誰がいる?

「写真」なら渋谷で撮影された友達の写真が見たいんだけど?

「場所」ならインドからやってきたインド人の知人達が好むインド料理屋さんはどこ?

「興味」なら映画監督に好かれている映画が知りたいんだけど。

などです。

つまり、

「ソーシャル上で活発に情報をシェアすればするほど、検索スキルが無くても自分たちの生活が豊かになる」

というザッカーバーグのめざすオープングラフの考えが反映されたツールとなっています。従来システムであるGoogleやYelp(日本で言う「食べログ」のアメリカ版)ではない、長い時間をかけて交流してきたからこそ得られた「信頼」によるオススメは好みだって一番分かってくれている、というわけです。

■興味や日々の行動をデータベースに持つこととプライバシーについて

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こうした検索に利用されたくないプライバシーは、アクティビティログの公開設定で「非公開設定」ができるとのことです。その上で、facebookが持つ10億人、240億枚の写真、行動や人と人とのつながりによる「新しい検索体験」が可能であることです。

「従来のGoogleなどのweb検索とは一線を画する」ということをザッカーバーグは強調していました。
 
プライバシーに関する詳細→ https://www.facebook.com/about/graphsearch/privacy  

■企業への影響は?

もちろん、個人のソーシャル体験を豊かにすることが最大目的の機能ですが、企業との関わりについて、会場からも質問がありました。

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当日会場からリアルタイム中継がいち早くなされていたengadgetより。
http://www.engadget.com/2013/01/15/facebook-2013-press-event-liveblog/

例えば、

「自分の検索結果や検索したことが、広告に使われたりすることはあるのか?」

という問いについて、
「一切ない」
との回答。

ただ、「企業との関わりについては?」という質問に対しては、

「適切で意義ある情報を企業がシェアすることが、ユーザとの信頼関係となる。
また、この検索エンジンは、常に新鮮で活発な情報を好む」

として、企業側も積極的にこの新機能への参加を呼びかけた格好でした。

特に4分野の内、「場所」と「興味」は、リアル店舗やeコマースへの影響を相当意識していると思われます。また、人については、リンクトインの人材系のシェアを意識した発言も見られました。

ただ、ビジネスにせよ個人にせよ、インフラが整ってもコンテンツがなければ不満足なシステムで終わってしまいます。ユーザも企業も、積極的なソーシャル活動が大前提のしくみですね。日本で十分なデータが揃う日が待ち遠しいです!

■モバイルアプリとの統合

今回の発表では触れられませんでしたが、個人的には真っ先に連想したのが、先月発表された「付近の情報」の機能です。これは4つの分野のうち「場所」をカバーするための最も実用的な「グラフ検索」を活かしたツールの代表となるのではないでしょうか。

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今回の発表にあわせたのか、先月からモバイルアプリの左メニューから「付近の情報」が利用できるようになっている。

実は、こうした機能については2011年9月の「f8」でfacebookが「オープングラフ」を発表したときから間接的にザッカーバーグによって語られていました。検索スキルが無くても、豊かな生活を育むのが「人間関係」というポリシーから生まれてきた機能には違いありません。今回は、facebook内のスタッフだけでなく一般ユーザのテストも十分に行い、またフィードバックも受けながら公開に至ったとのことです。

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現在は、米国での英語のみでのベータ版提供とのことですから、 https://www.facebook.com/about/graphsearch
にある「ベータ版に登録する」をクリックして、本登録のお知らせが届くのを待つことになりそうです。

動画もアップされているので、目で見て体感してみてください。

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https://www.facebook.com/about/graphsearch

詳細プレスリリース:http://newsroom.fb.com/News/562/Introducing-Graph-Search-Beta

株式会社ISSUN 代表取締役 宮松利博

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